現在視聴可能な「怪奇大作戦」の全てがわかる、これぞ最強の解説書♪
この本はすごいです。
もう作品の内容がそれこそ詳細に記述されています。
あまりに詳細過ぎて、そのマニアックな本書の内容に一般のお客さんはきっと引きます(苦笑)。
総じて全ての「怪奇マニア」必携のパーフェクト解説書。
あと問題の第24話「狂鬼人間」については残念ながら基本的に触れられていません。
しかし微量ですが本書で触れている箇所は実は、何箇所かあります。
具体的な箇所は私が見つけたものでは、
『SRI装備諸元/車輌』の項の●その他の【レンタカー】の記述と括弧内
『SRI装備諸元/装備・機材・備品等』の項の●実験室備品の【風船】の記述と括弧内
『SRI装備諸元/装備・機材・備品等』の項の●その他の【軍用拳銃/実弾】の記述
『SRI協力者・協力機関一覧』の項の●医療機関の【病院4】の記述
くらいでしょうか。
マニアの方はきっと全箇所に気付かれた事でしょう。
最後に評価は第24話に関する記述は微量ながら、その点を除けば素晴らしく、
というか第24話にささやかながら触れてくれただけでも個人的にかなり嬉しかったので
よってここは満場一致で★★★★★とさせていただきます。
唯一の「怪大」エンサイクロペディア
「怪奇大作戦」、マニアの間では「怪大」で通じると思いますが、に関する、現存する唯一のエンサイクロペディア。だからマニアなら当然のことですが、基本文献としてマストバイ。ストーリー紹介、メイキングなど非常に詳細です。画像も豊富。ただし画像が豊富なのは「監修・円谷プロ」だから当然のことで、そのトレードオフとして例の24話・狂鬼人間は黙殺です。これもまあ当然。円谷さん、セブン12話とか怪大24話とか、封印を解いてもいい頃ではないですか。今でこそ再評価される傑作ですよ。皆そう考えているのではないかなあ。今もめくじらをたてるのはちょっと大人げがないような気もするので星1つ減。
万人向きに非ず(ま、当然か)
思ひ入れが強いのは判るが、編者の過剰な深読みがいさゝか鼻につく。
また幾ら「狂鬼」に触れられぬからといつて、過去にリリースされたヴィデオやLDに
ついて全く言及してゐないのは不親切。
とは言へ満田山浦の両氏が参加したことは明記してあるし(「狂鬼」を完全に黙殺するのは
忍びなかつたのだらう)、やはり労作であることに変りがない。
まさに円谷プロの最高傑作にして金字塔!その全てがこの1冊に凝縮!!
「怪奇大作戦」を当時観ていなかった若い世代にも観てほしいです。 昔の子供番組程度にしか思ってなかったような人も、大人が観ても十分に楽しめる濃い内容に驚くと思います。 まさに当時の円谷プロの若い才能達の結晶が、この「怪奇大作戦」なのです。さて、お薦めの鑑賞法ですが(つーか自分はこんな感じでした)。 @岸田森のかっこよさに打ちのめされる。 →「傷だらけの天使」「探偵物語」「曼陀羅」「歌」なども観る。 A実相寺昭雄という存在が気になりだす。 →同じ円谷プロの「ウルトラマン」「ウルトラセブン」の演出もチェックする。 B他の出演者やスタッフなどの細部にも目を向ける余裕が出てくる。 →欠番!?になった「狂気人間」の存在を知る。さぼー可愛いな。 Cこの本を読む。 →マニアックで充実した内容に脱帽。もうこれ一冊さえあれば!の代物です。 絶版にならないうちに買っておきましょう。
とにかくすごい。すごすぎる。
並の紹介本ではないので、ちょっと興味のある程度の人にはくどすぎるかもしれない。 関係者の詳しい証言、当時の報道資料、脚本の準備稿、決定稿、映像化稿の違いなど、個人ではそう簡単に調べられない情報満載で、徹夜で読んでしまった。 残念なのはいろいろ問題になっている一話を「欠番」と明記してしまったこと。何が問題なのかも含めて客観的に説明をしてほしかった。
双葉社
DVD 怪奇大作戦 Vol.4 DVD 怪奇大作戦 Vol.1 DVD 怪奇大作戦 Vol.2 DVD 怪奇大作戦 Vol.3 DVD 怪奇大作戦 Vol.5
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